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「100人のだいふくちゃん」メイキング

公開日:2024/8/30

こんにちは!制作担当のおおたです。
草彅社長の熱い想いが詰まった特設ページ「100人いれば100通りの幸せケアプラン」はもうご覧いただけましたでしょうか?

100人いれば100通りの幸せケアプラン - 株式会社だいふく
https://daifuku93.jp/100plan/

このページには、動く絵本のような雰囲気で、コナギくん(小さいナギさん)と100人のだいふくちゃんが登場します。
100人のだいふくちゃんはクリックまたはタップすることでコレクションできるので、ぜひ全員見つけてコンプリートしてくださいね!

制作のはじまり

このプロジェクトは、パンフレットをウェブでも公開し、全国のケアマネさんに想いを届けたい!という熱意から始まりました。

パンフレットの「100人100通りのケアプラン」を「100人のだいふくちゃん」で表現したデザインがとても素敵だったので、この子達全員にウェブページにも登場してもらうことになりました。
さらに(私の個人的な希望で)コナギくんにもご登場いただくことに。

 

しかし…いざ制作を開始する段階で、あることが気になりました。
コナギくんは実写なのに、だいふくちゃんはイラスト調で良いのだろうか?
実写のコナギくんとイラストのだいふくちゃんが同じ画面に並ぶと、どうしても絵の中にコナギ君がいるような雰囲気になってしまいます。

…これもこれでかわいらしいですが、やはりコナギくんとだいふくちゃんは同じ世界に存在していてほしい。
コナギくんをイラスト化してだいふくちゃんの世界観に合わせる方法もありますが、実写のコナギくんの存在感が(私が個人的に)好きなんですよね。

 

おおた 「100人のだいふくちゃんを粘土で作ってもいいですか?」
奥田社長「粘土?」

こうして、前代未聞の粘土プロジェクトが始まったのでした……!

メイキング

1.ボディ

まずは、カラフルなだいふくボディを作ります!
素材の粘土は何度も試作を重ね、柔らかい大福のような質感を出すために数種類をブレンドし、この粘土に絵の具を混ぜ込んで着色しています。

100人のボディカラーはそれぞれ微妙に異なり、おおよそ100色あるといってもいいのですが……近い色同士のグループに分けてどんどん作成していきます。

だれをどこまで作ったか把握するために、色には直感的にわかりやすい名前がつけられていました。「じゃがいも」「やきいも」なんて呼ばれていた子たちもいるんです。おいしそうですね。

2.フェイス

ボディが出来たら、お顔を作っていきます。
だいふくちゃんたちの瞳はレジンでパーツを自作しました。つやつやの質感は、まるで生きているようではないですか?

一部のだいふくちゃんに鼻やほっぺがピンク色の子たちがいますが、このピンクは「マゼンタ80%」に統一されています。
マゼンタという色は、印刷用のカラーインクの色なので、学校などで使われる一般的な絵の具セットには含まれていなかったりします……。
ということで!マゼンタ色の絵の具もしっかり手配して、細かい色合いを表現しました!

3.めがね

100人のだいふくちゃんの中には、めがねをかけただいふくちゃんも登場しますよね。それも普通の眼鏡だけではありません。星形のめがね…!?
もちろん、これも作りました!ワイヤーをペンチで細かく曲げて、アクリル絵の具で色付けしています。

ちょうどいい太さのワイヤーをさがすところから苦労しましたが、工作に詳しい弊社の工事部メンバーに協力してもらい、ぴったりの素材を手に入れることができました。弊社一丸となってだいふくちゃんの制作に取り組ませていただいております。

4.撮影

試行錯誤の末、100人のだいふくちゃんが完成。いよいよ撮影と画面構成に取りかかります!
様々なシーンの背景や小物と合成し、実写の現実感を活かしながら楽しい世界観を表現しました。

以前の記事でもとりあげましたが、小さなモルックも手作りです。
丸棒をのこぎりで斜めに切り出すのが思いのほか大変でしたが、断面の木目がいい感じのリアルなミニチュアになりました。モルックのミニチュア、なかなか珍しいのではないでしょうか?

コナギくん用の1/6サイズのドール服は既製品ですが、こちらは奥田社長からコナギくんへのプレゼントです!
私服姿はまさに"休日"の雰囲気を演出していますね。
(実は眼鏡もセットに入っていました。本番で使われなかった未公開オフショットをここで公開しちゃいます。)

完成

こうして「100人いれば100通りの幸せケアプラン」ウェブページが完成しました!
撮影に使った100人のだいふくちゃんは、コナギくんをお返しする際に一緒にお贈りしました。
なにせ100人もいるので、とても大きな箱になってしまいましたが……、この子たちも、だいふくさんのお家に行くのがきっと幸せでしょう。

おわりに

改めて、株式会社だいふく様、10周年おめでとうございます!
今後のご活躍も、心からわくわくたのしみにしております!

この記事を書いた人:
おおた